「このコース、安いのはわかったけど、料理の内容はどうなんだろう……」
宴会や歓送迎会の幹事を引き受けたとき、ネットでお店を探しながらそんな気持ちになったことはありませんか?コースのページを開くと、価格帯がバラバラで、どれが「安くてちゃんとしたもの」なのかが正直よくわからない。そのまま予算だけで選んでしまって、当日「なんか思ってたより少なかったね」となるのが一番怖い。
水道橋・神保町で創業<20年>を迎えた「和伊わい亭」のシェフ、千野光朗です。今日はちょっと内輪の話をさせてください。コースの価格と内容のバランスについて、私自身がたどってきた経緯と、いまお客様にどう選んでいただいているかをお話しします。
こんな方におすすめ
- ✅ 神保町・水道橋近辺で宴会やコース料理のお店を探している幹事さん
- ✅ 「安いコース=手抜き」「高いコース=かしこまった雰囲気」という思い込みを持っている方
- ✅ 普段着で気軽に入れるイタリアンを探している方
- ✅ コースの品数や内容が価格に見合っているかどうかの判断基準を知りたい方
- ✅ 歓送迎会・女子会・仲間内の飲み会をわいわい楽しみたい方

「本格イタリアン」が敷居の高さと結びついた、あの時期のこと
料理の世界に入って32年になります。イタリアンやフレンチ、スペイン料理と渡り歩いて、2006年にこの西神田の地で「和伊わい亭」を開きました。開店当初、私がずっと引っかかっていたことがありました。
お客様が入口で一瞬立ち止まって、「……あ、ちょっと高そうですね」とつぶやいて帰っていく。そういう場面を何度か見たんです。私は洗い物のついでに窓越しに見ていただけですが、正直、胸が痛かった。
当時のメニューはワインリストもしっかりしていたし、料理のクオリティにも自信があった。でも「本格イタリアン」という言葉が、お客様の頭の中で「かしこまった席」「ドレスコードがいる」「値段が読めない」というイメージと直結していたんです。
その頃、東京カレンダーやアド街ック天国に取り上げていただく機会がありました。取材の方から言われた一言が今でも残っています。「シェフの料理はリーズナブルなのに、高級感がちゃんとある。この感覚を伝えるのが一番難しいんですよ」。その言葉が、私がコースの組み方を見直すきっかけになりました。
「安さ」だけを前に出してしまった、失敗の記憶
正直に言います。一時期、価格を前面に押し出してコースを組んだことがありました。「このエリアで一番リーズナブルなコースを出そう」という発想です。品数を減らし、食材のランクも少し落とした。結果、予約は増えた。でも、リピートが続かなかった。
お客様の反応を聞くと、「まあ、値段なりかな」という感想が多かった。それが一番きつかった。値段なりの料理を出すために、私はこの仕事をしているわけじゃない。
そこから私がやり直したのは、「価格の根拠を料理で見せる」という方針です。コースの価格は品数×食材コストだけで決まるものじゃない。どれだけ手間をかけて、どれだけその一皿に物語があるか。それがお客様に伝わったときに初めて「このコスパはすごい」と感じてもらえる。
たとえば、いまご提供している<8品構成>のパーティコース(<2,730円〜>)には、ピザ生地から手作りしたピザを必ず入れています。市販の生地を使えばコストも手間も下がりますが、それをしたら「ここでしか食べられない理由」がなくなる。30〜40種類のラインナップからコース用に厳選したワインも、飲み放題の中にちゃんと組み込んでいます。こういう「削らない部分」が、価格と内容のバランスを支えています。
✓ ここまでのポイント
- 「本格イタリアン=かしこまった店」というイメージは、コースの見せ方次第で変えられる
- 価格を下げることと、内容を薄くすることは別の話。手間とこだわりを削らないことがリピートにつながる
- コースの「根拠」が料理に見えるとき、お客様は価格に納得する
「このコースで本当にわいわい楽しめるのか」という感触は、ページを見ているだけではなかなかつかめません。空席状況を確認しながら、人数と日時を指定してそのまま席を押さえられます。電話がつながりにくい時間帯でも24時間対応しているので、幹事さんが夜中に調べているときでも手続きを完結できます。
お客様の声が、いちばん正直な答えだと思っています
コースの見直しを進めてから少し経ったころ、こんな言葉をいただきました。
「リーズナブルに高級感を味わえる名店」「トロトロのポークカツレツが印象的」
ご来店いただいたお客様より
「リーズナブルに高級感」。これが私の理想とする着地点でした。高くて当然の高級感ではなく、「え、これでこの値段なの?」という驚きを連れてくる高級感。それを「名店」と呼んでいただけたことは、シェフとして純粋にうれしかった。
そして「トロトロのポークカツレツ」。これはコースの中に入れているカツレツのことなんですが、実は私がいちばん手間をかけている一品のひとつです。イタリアンのカツレツといえばミラノ風が定番ですが、私は火入れの温度と時間に徹底的にこだわって、中が驚くほど柔らかく仕上がるように調整しています。「トロトロ」という感想は、その手間を正確に受け取ってもらえた証拠です。
コースを選ぶとき、「安さと内容のバランス」をどう見るかという問いの答えは、実はシンプルかもしれません。「その価格でしか出てこない一皿があるかどうか」です。どこでも食べられるものをまとめただけなら、それはコースじゃなくて定食の集合です。
水道橋・神保町周辺でコースを探しているとき、神保町のイタリアンで飲み放題を楽しむなら知っておきたい、コース選びの基本も参考にしてみてください。飲み放題との組み合わせ方についても整理しています。
「普段着で来てください」がコースの入口になった理由
私がいまお客様に一番伝えたいことは、「コースだからといって緊張しなくていい」ということです。和伊わい亭は、半袖短パンでも来ていただける店です。友達の誕生日でも、職場の歓送迎会でも、気の合う仲間とのわいわいした飲み会でも、同じようにコースをお楽しみいただけます。
コースを頼むと「なんとなく背筋が伸びなきゃいけない気がする」という声を、開店から20年の間に何度も聞いてきました。でも、私の料理のベースはあくまで地中海料理。ワインを傾けながら、友人と笑いながら食べるのが本来の姿です。ナイフとフォークの使い方を気にしながら食べてほしいわけじゃない。
コースを選ぶ前に、まず「その店が自分の雰囲気に合っているか」を確認してほしいと思います。価格や品数の前に、「ここで食べるのが楽しそうか」という直感。それがいちばん大事なバランス感覚だと、私は思っています。
宴会で使うコースをお探しの方は、神保町でコース料理と飲み放題を組み合わせる選び方、宴会前に読んでおきたい基礎知識もあわせてご覧いただくと、当日のイメージがつかみやすくなります。
まとめ:コースは「価格÷品数」じゃなく、「一皿の必然性」で選ぶ
コースの安さと内容のバランスをどう見るか。私がたどり着いた答えは、「その価格だからこそ出せる一皿があるかどうか」でした。安いだけなら選ぶ理由がない。高いだけなら敷居が上がる。その間にある「ここじゃなきゃ食べられない」という体験が、コースの本当の価値です。
和伊わい亭は、普段着でふらっと来ていただける場所です。コースの予約も、ランチの予約も、宴会の相談も、まずは気軽にご連絡ください。電話でのご相談は 03-3239-0725 まで。ランチタイムや開店直後は混み合うこともありますので、ご予約いただけると確実です。
予約時に何を伝えておくとスムーズかについては、神保町のイタリアンに予約を入れるとき、スムーズに進む手順と事前に伝えることにまとめていますので、初めてご利用される方はこちらも読んでみてください。
「普段着でわいわい食べられる本格コース」を実際に体験してみたいと思ったなら、次は席を確保するだけです。ネット予約フォームから人数・日時を入力すれば、空席状況をその場で確認しながら予約が完了します。入力は無料で、会員登録なしでも利用できます。


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